「神の国を求める者には与えられる」6/2 隅野徹牧師

  6月2日説教 「神の国を求める者には与えられる」

隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)

聖書:ルカによる福音書12:29~34

 この箇所でイエスが教えておられる「神の国を求めて生きる」こととは、父なる神が自分の命と体を養い、装って下さることを信じ、その神により頼むことです。その生き方をする人の心は地上にではなく天に向けられています。それは思い悩みや不安、また自己実現の貪欲から自由になって、与えられているものを他者のために用いていくことができる新しい歩みなのです。
「自分の持っているもの、蓄えているもので自分の命と体を養い、装う必要はない。父なる神様が私たちの命と体を養い、装って下さるのだから、もう自分が持っているものに縛られて生きているのではない。むしろ神から与えられているものを自由に用いることができるのだ」とイエスは教えられます。「自分のためよりも、神のみ心に適うことのためにそれを献げていくことができる」生き方を祈り求めてまいりましょう。