「自分を無くす塩によって導かれる命」10/6 隅野徹牧師

  10月6日説教 「自分を無くす塩によって導かれる命」
隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)
聖書:ルカによる福音書14:31~35

 イエスはこの箇所の譬えを通して、私たちが「塩気のない塩」つまり「塩としての役割をはたすことのできない塩になってはいけない」ということを教えられます。私たちが本来の「塩の働きをする塩であるために」必要なことは…31節から33節に示されていると私は思います。腰を据えて考えて、自我をすてて、聖霊の働きに委ね祈ることなのではないでしょうか。塩は、用いられる多くの用途で「溶けてその姿がなくなる」ものです。自らは消えているのですが、しかし確かに役立っているのです。
 神、キリストが私たちに求めておられるのも、まさにこのような姿ではないでしょうか?神によって自分を消しつつ、しかし、しっかりと働く…そのとき私たちは豊かに用いられ、神の僕として、多くの人の命を導く尊い働きを為すことができると信じています。