敬愛する姉妹との別れ

9月6日早朝、敬愛する最年長(89)の姉妹が逝去なさいまいた。先月に続き、二人の姉妹をイエス様の御許へ送り、改めて教会全体が寂しく感じています。
姉妹は、1951年に洗礼を受けてから忠実な教会員として礼拝を大切にされた、この教会の古くからのメンバーでした。普段は物静かで、多くを語らず、提出物は、非常に几帳面に記入なさる方でした。

女学生時代から戦争に翻弄され、引き揚げの苦難も経験なさいました。幾多の困難を乗り越え、両親の実家の町に疎開していた活水学院(長崎)のクリスチャン教師、山野チエ先生との出会いと、山口信愛教会の戦後すぐの牧師、山縣國義牧師の出張所での集会で聴く説教の数々が決定的となり、罪深い自分が救われたいとの想いから、洗礼を受けました。

洗礼を受けてからは教会の出張所の集会の会計の担当をなさって、集会の中心となって出席、奉仕なさいました。この集会所でこどもたちに聖書のお話をすることがきっかけとなって、銀行や官庁にお勤めでしたが、保育士の免許を受け、最後は保育園に勤務。園長をなさって退職なさいました。

退職後は、木彫りや手話、古文書の解読など、多彩な趣味をお持ちで、乞われて古文書解読の先生として活躍なさっていました。

あまりにも突然の召天に、当惑するばかりです。しかし、安らかな最期でありました。
もっとも良しとして主が定められた時であることを信じ、本日の礼拝では、姉妹へ届けと、一生懸命に讃美歌を歌いました。