11月4日説教

 

11月4日説教(降誕前第8主日礼拝/永眠者記念礼拝)
「意味のある地上での一日一日」
隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)
聖書  詩編139:13~18

 永眠者記念礼拝の聖書箇所で教えられる一番のことは「この地上の1日1日が特別なものである」ということです。 特に注目すべきは16節の二つ目の文です。「私達人間の1日1日を、造り主であるはすべて記録してくださっている」ということです。山口信愛教会が方々の地上での日々、それは嬉しい日、悲しい日、いろいろあったことでしょう。その一日一日、すべてに意味を持たせて、与えておられるのが「全知全能であり、造り主である神」なのです。17節から18節にかけて「神の計らいがどんなに尊いか、そして数えることができない多さなのか」が詠われていますが、私達の毎日は、自分の物差しで測って「善い日でも、悪い日でも」神の前に「意味のある1日1日」なのです。それが積み重なったのが「それぞれの生涯」なのです。この詩編139:16節は、「特別に慰められる聖書の言葉」なのです。とくに16節の最初「胎児であったわたしを、あなたの目は見ておられた」という言葉。この地上で生きられなくても、誕生できなくても「神はその存在をしり、神の命の記録に加えて下さっている」というのです。命の長い短いにかかわらず、すべての人のすべての日々は「神にあって意味のある、特別なものである」ことを覚えましょう。そして、現在地上で生かされている皆さまの毎日も「神にあるならば」つまり「神様という存在をしっかりと捉えるならば」善い日も悪い日も意味を持つことを、ぜひ知っていただきたいと思います。