1月15日説教

「信仰の恵み」
<聖書>ミカ書6:6~8  マルコによる福音書10:17~31
新保恵子牧師(日本基督教団 萩教会)

イエス様は教えられました。「子たちよ、神の国に入るのは、なんと難しいことか。金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」この御言葉を聞いて弟子達は驚きました。「それでは、だれが救われるのだろうか。」 財産を多く持つとは、神様に祝福されている事だと弟子達は考えていました。その考えを覆されたペトロは不安になり、イエス様に「このとおり、私達は何もかも捨ててあなたに従って参りました。」と言いました。イエス様は、「はっきり言っておく。わたしのため、また福音のために家、兄弟、姉妹、母、父、子ども、畑を捨てた者は、だれでも、今この世で迫害も受けるが、家、兄弟、姉妹、母、畑も百倍受け、後の世では永遠の命を受ける。」と言われました。信仰を守る中で失ったと思うものは、神様が百倍にして報いてくださり、永遠の命までもが与えられるのです。なぜなら私達が何かを捨てる前に、イエス様こそ私達のために十字架の上で命さえも捧げてくださったのです。その恵みによって私達の罪は赦され永遠の命が与えられ救われました。「人よ、何が善であり、主が何をお前に求めておられるかは、お前に告げられている。正義を行い、慈しみを愛し、へりくだって神と共に歩むこと、これである。(ミカ書6:8)」