4月16日説教

「復活された主の心配り」
<聖書>
コリントの信徒への手紙Ⅰ15:20~22
ヨハネによる福音書21:1~14

S牧師(日本基督教団 正教師)

イースター礼拝では、「主イエス・キリストが復活して下さったことが私達にとってなぜ喜びなのか」、私に示されている2つの答えをお分かちします。
一つ目は「未来において」「私達がこの世を去るそのとき」死を打ち破って復活してくだったイエス様によって、私達が永遠の命を得る、つまり天国へ行くことができる希望が与えられるからだということです。これはⅠコリント15:20~22から見てとれると思います。イエス様が初穂となって天国への道を切り開いてくださったことで、私達には死んでそれで終わりではない希望が与えられたのです。
二つ目はヨハネ21章から見て取れる「今現在において苦しみの中にあっても、復活された主がともにいてくださり、必要をみたしてくださるからだ」ということでした。私達の毎日の歩みはガリラヤ湖で漁に出た弟子たちのように、「実際にどのようにして食べていくのか、生活していくのか」といったような実際的な問題もたくさんあります。しかし、このとき弟子達が感じたように「今この時、苦しみの中にあっても、主がともにいてくださり、必要をみたしてくださる喜び」をわたしたちが受けることができると信じます。