8月13日説教

「人間をとる漁師へと変えて下さる主イエス」
<聖書>ルカによる福音書5:1~11
隅野徹牧師(日本基督教団  山口信愛教会)
主イエスがペトロを「人間をとる漁師として」召し出された箇所は、「直接献身している者」だけでなく、一人ひとりに語られているのだということを心に留めましょう。 「人間をとる漁師になる」とは「相手のことを神様、主イエスにあって愛する者になる」ということです。これは私たち一人ひとりが求められていることです。
シモン・ペトロも最初は、自分の都合よく生きる人間でした。家族を癒し、救ってもらったにもかかわらず、その恵みに与ったあとは、神の言葉を聞こうともせず、目の前の自分の生活をどう思いどおりにするか、だけを考えていました。
しかし、そんなペトロを主イエスは捕らえ、ご自身の言葉に従う経験を与えられます。その経験を通し、自分の罪に気づかせ、悔い改めに導かれた上で「人間をとる漁師」へと変えてくださったのです。私たちも「相手のことを愛し、真理へと導く」漁師として変えて下さることに期待しましょう。