1月7日 説教

「命を得るために」
<聖書>申命記8:11~20
隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)

この箇所は神の「大きさ」を感じさせる聖書箇所だ!と私は心から思わされます。唯一の神、この方が私たちにとってすべてのすべてであることを忘れてはいけないのです。人間が作り出した偽者の神は苦しみの中にある方を、自ら率先して救い出すということがあるでしょうか?人の人生の先導に立って導かれることがあるのでしょうか?また食べ物を奇跡的に与えたりするでしょうか?そして何より、人に本当の幸せを与えるために「あえて試練を与える」ことがあるでしょうか?「幸せにするために試練を与える方だ」という事実が神様の神様たる所以です。人間が作り出した神は、できるだけ苦しむことがないようにと考え出されたものです。だから、それらの神々が試練をことはありません。
しかし、本当の神は違います。私たちの思いを超えて、私たちにとって本当に必要なものを備えて与えられる方なのです。与えられるのは物質的なものばかりではありません。私たちの命や健康、時間、これらも当たり前にあるものではなく、神が私たちに下さっているものなのです。 神への感謝を日々忘れないことで、全く違う生き方をすることができるのです。私たちがいただいている、一つ一つのことに感謝しながら、生かされている喜びをもって、一日一日を大切に歩んでまいりましょう。