8・6 ヒロシマにて

原爆ドーム

振り返る時

今年は、ヒロシマに原爆が投下されて68年目でした。
平和記念式典に、私が初めて出席したのは
2006年、広島教会で実習をしていた夏でした。
8月6日の平和記念公園周辺の重たい独特の雰囲気を肌で感じ、
同じ日本で生きていながら、恥ずかしいことに初めて「こと」の重さを身にしみて痛感しました。

幸い三年前から山口信愛教会で仕えることになり、広島に近くなりましたので、
この日は広島で過ごし、平和の尊さを静かに考える時を持つようにしています。

昨日の交通手段は自動車でした。広島のFMでは私よりも若いパーソナリティーが
平和のことを真剣に語り、リクエストされる曲も平和に関するものがほとんどで、
その意識の高さに、関心しました。

この日、広島で過ごすことは、
私にとって、平和の尊さにしっかりと目を向けることに加えて
神学生であった時の、初心、原点に自分の時間を戻すことでもあります。
ある日母校を訪ねて、現在の自分の立ち位置を吟味するように、
私にとって8・6の広島は、日常をリセットし、
牧師としての自分と真剣に向かい合う時として、大切にしています。

きっとこのような特別な時、場所、時間を、あなたも、お持ちかもしれませんね。