「神の国の食事に招かれる者の条件」9/15 隅野徹牧師

  9月15日説教 「神の国の食事に招かれる者の条件」

隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)

聖書:ルカによる福音書14:15~24

 

 今回の箇所のイエスの譬えの中に登場する「僕」は、イエスご自身を譬えられたものなのです。神のひとり子イエス・キリストが人の姿をとってこの世に来てくださり「天国の宴席につくことができるように」私たち一人ひとりを招いてくださいます。しかし私たち人間一人ひとりどこかその招きを真剣に受け止められずにいるのではないでしょうか?すでに洗礼を受けていても、いろいろな言い訳を言って神の招きを真剣に受け取らないということが正直あると思うのです。
 しかし、そのような私たちをそれでも愛し、何とか「天の国の宴席に着かせよう」としてくださるのが、イエス・キリストなのです。主人が僕に「通りや小道に出て行き、無理にでも人々を連れて来て、この家をいっぱいにしてくれ」と言っていることから分かるように神が願っておられるのは、私たちが罪によって裁かれ滅びてしまうことでなく、一人でも多くの人が救われて、神の国で食事の席に着くことをこそ願い望んでおられるのです。そのために、人々を「無理にでも」ひっぱって来ようとしておられるのです。