1月27日説教
「神の恵みの中を生きる」
吉武真理牧師(日本基督教団 松永教会)
聖書 ルカによる福音書17:11~19
重い皮膚病を患う十人の人が憐れみを乞う叫びに応えて、イエス様は、「祭司たちのところに行って、体を見せなさい。」と言われた。それはつまり社会復帰への手続き。この時、まだ癒されていなかったが、彼らはお言葉に従って一歩踏み出した。すると、その途上で病が癒されお言葉通りになった。信じ従っていく者に、神様は御言葉の力を見せて下さる。十人は皮膚病が癒され、その中の一人だけが、イエス様のもとに感謝するために戻って来た。彼は、病の癒しの中にイエス様の愛と恵みを見た。病が癒された喜び以上に生ける真の神様と出会えたことが嬉しかった。神様がこんな自分に心を向けて、愛して下さっていることが嬉しかった。その喜びは、彼を神への賛美に溢れさせた。 主は私たちの罪のために、命までささげて十字架に死なれた。そして復活し、今も私たちのために、とりなしの祈りをささげて下さっている。まず神様が私たちに、素晴らしい救いの業をなしてくださった。そのことを私たちは心一杯に受け取り、神様とその御業を喜びたい。あらゆることの中に、神様のご臨在を、神様のお働きを見出すことができるように。神様が私に注いで下さっている愛を敏感に受け取ることができるように。 信仰生活とは、救いを受け取り、それを与えてくださった神様に応答して感謝をもって礼拝をささげ続けていくこと。この方をますます知り、生きた交わりの中で、この方と共に歩んでいくことである。