1月20日説教 「神の言葉を聞き、守る幸い」
隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)
聖書 ルカによる福音書11:24~ 28
後半の27~28節、イエスが多くの人を救うかたわら、「傍観者たち、野次馬達に対して、熱く教えられる」その様子を見て興奮したある女性が、イエスに対していいました。「あなたを生み、育てた親御さんはなんて幸せ者なのでしょうか!」これに対し、イエスは「幸いなのは神の言葉を聞き、それを守る人である」と答えられました。「キリストが素晴らしさを興奮して語ることより、地道に神の言葉を聞き、そしてそれを生活の糧として地道に歩むことが幸せなのだ」と。 神の言葉、それは聖書を自分で読むことでも聞けますし、今のような「礼拝説教をじっくり味わう」ことでも聞けます。そして、これを「一時の感動、心地よさ」という感情をで終わるのではなく、毎日の生活の中に落とし込み、地道に歩むこと。派手さはないかもしれません。面白みには欠くように感じるかもしれない。しかし、それこそが「幸い」なのです。 これは、24~26節の前半部の話ともつながります。神の言葉を聞き、行うことは「心の中を空にしないし」、空虚にすることはありません。それは悪霊・サタンが再び入ってこようとしても、それを防御する力にもなるのです。 ぜひみなさん、神の言葉を聞くことを大切にしましょう。そして行うことも大切にしましょう。