数カ月前に、長年の歴史に幕を閉じた亀山湯の解体工事が、11/27日から始まっています。
教会からほど近い銭湯は、教会のこどもたちや、歴代牧師家族にとっても思い出の場所です。
教会学校の夏のキャンプでは、必ずみんなで入浴していた思い出の銭湯。
大規模工場のない山口市で、煙を噴いている塔があるとすれば、醤油製造の煙突か、湯屋の煙突。この山口の町並みを観光に来た漫画家岡本一平は、「なんと工場嫌いなまちでしょう」という言葉を残したといいます。
銭湯小路という道の名前まで残しているこの界隈からも、遂に、湯屋の煙は出なくなりました。
愛すべき「亀山湯」の解体作業は連日続いています。
それとも、煉瓦造りの煙突も、見納めとなるのでしょうか。
近寄ってみると、煙突の根元は、実に味わい深い意匠でありました。