教会すぐ隣の亀山湯の建物の解体が終わり、遂に、本日から、煙突に足場が組まれはじめました。
工事中の方に「解体ですか?」と伺うと、「なくなるよ」とのこと。思わず「残念だなぁ」とつぶやいてしまいました。
昨日、クリスマスマーケットの店番をしながら、教会にいらっしゃるイギリス人の男性と「伝統文化を大切にすることが忘れられたくないですね」と話をしていたばかりでした。
しかし、所有者のご事情、お考えも大切。当教会も、伝統ある建物から現在の建物に惜しまれつつ、老朽化のため、やむを得ず建て替えました。
文化財としての価値の見込めるものが、失われて行きやすい気候と風土、そして、価値観などが私たちの社会にはあることを痛感します。
後河原の情緒豊かな風景から、またひとつ、貴重な建物が姿を消します。