11月12日説教

「良い実を結ぶ人生とするために」
<聖書>ルカによる福音書6:43~45、ガラテヤの信徒への手紙5:19~23
隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)

今回の箇所の主イエスの教えの中には「聖霊」という言葉は直接出てきません。しかし罪深い私たちが、それでも口から悪い言葉を吐かないように、そして悪い行いをせず、善い行いをする者となるためには、根元から変わる必要がある。そのためには心の倉にあるものを入れ替えなければならないことがこの箇所でも教えられます。
出すものは、自分中心の思い、そして入れる物は「神の心を心とすることのできる」聖霊です。ぜひ「自己中心な思い」を神・主イエスの前に差し出し、聖霊を心の倉の中に迎え入れていただきたいと願います。それは1度やれば終りなのではなく、一生し続けねばならないことですが、それを繰り返すうち、つまり、自己中心な思いを悔い改め続けるとき、ご自分の中で「聖霊」が実を結ばせてくれることを聖書は約束します。良い実とはガラテヤ書5:22~23で教えられている「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」です。ぜひ聖霊の助けによって、これらの実を結ばせる人生を歩んでまいりましょう。