11月26日説教

 

11月26日説教
イエスにつながり、実を結びなさい
隅野瞳牧師(日本基督教団 山口信愛教会)
聖書  ヨハネによる福音書15:5、12~17

主イエスはまことのぶどうの木、私たちは主につながるぶどうの枝、そして御父が農夫です。主イエスを救い主と信じる時に、私たちは主の命につながり(留まり)、すべてを主にゆだねて主と共に歩むようになります。私たち自身に力はありませんが、主イエスの命につながっている時に、愛や伝道の実を結びます(5節)。洗礼を受けることは大切ですが、それはクリスチャンとしての誕生です。大事なのは信じ従い「続ける」ことです。主イエスにつながるとは形だけのことではなく、主の掟「互いに愛し合う」を守ることです。主はご自分のお言葉通りに十字架で命をささげ、すべてに勝る愛を与えられました。主は私たちを友と呼び、御父の救いのご計画を知らせてくださいました。そして私たちも、主が愛されたように互いに愛し合うよう願われるのです。
「あなたがたが出かけて行って実を結び」・・・主は私たちが出て行って実を結ぶために私たちを友とし、御名によってすべての必要を父に求めることができるようにしてくださいました。伝道は教会において特別な人しかできないことではなく、私たちが生活している場所が伝道の現場です。地道に御言葉に従う生活を積み重ね、生活の場で出会う人や物事を大切にするならば、それが神を愛することであり、主が証の道を開いてくださいます。今日は誰のもとに行けばよいでしょうかと祈って臨む時、今まで見えていなかった人が心にかかり、愛の行いに導かれます。主が愛し与えてくださったように、惜しまず与え合い、隣の人の祝福と幸いを願いましょう。互いに愛し合う時に、何物にも奪えない主イエスの喜びが私たちの内に満ち溢れていることに気づくでしょう。