12/14宮崎市から高田重孝さん(テノール歌)と花岡聖子さん(ヴァージナル・ピアノ)をお招きしてクリスマスコンサートを開きました。
30名近くの聴衆で楽しみました。
ヴァージナルとは、15〜18世紀にヨーロッパで愛用された小型の撥弦(はつげん)鍵盤楽器で、チェンバロの一種です。特徴は、グランドピアノ型(チェンバロ)と異なり、弦が鍵盤と平行(または斜め)に張られた長方形の箱型で、小さく軽いため家庭での演奏に適しており、フェルメールの絵画にもよく描かれました。弦を爪で弾く仕組みで、ピアノの前身にあたり、繊細な音色が特徴です。
今回使用のヴァージナルは16世紀イタリアンヴァージナルで英国女王エリザベス一世使用のヴァージナルと同型で、ヴィクトリア・アルバート博物館(ロンドン)所蔵・展示の複製品です。
<第1部>演奏会

<第2部>講演会
「香春(田川郡香春地区)とキリシタン」と題して、徳川幕府の厳しいキリシタン禁教政策を生き抜いたキリシタンたちの歴史を講演いただきました。
高田重孝さんはテノールの声楽家として活躍されていますが、キリシタン研究にも深く携わり、天正遣欧少年使節が1585年にローマ教皇から贈られた3種類の衣装を史料に基づき425年ぶりに復元されました。
講演内容は郷土史誌「かわら」(https://www.town.kawara.fukuoka.jp/s032/030/050/020/20180118171410.html)にも特集掲載されています。

