4月1日イースター礼拝説教
「復活の主によって新しく生きよう」
隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)
聖書 ヨハネによる福音書20:1~18)
1つ目のポイントは「涙で終わらず、復活されたイエスの愛に触れよう」ということです。しっかり泣いている間、傍にいてくださった主イエスは、その悲しみにひととき寄り添われたあと「名を直接呼んでくださった」その時、マリアはそこにいる人が「復活された主イエスだ」と気づいたのです。私たちの人生で、涙にくれる場面は沢山あります。しかし、悲しみは悲しみで終わらないことを教えられます。私達の罪の身代わりとなって死んでくださっただけで終わらず、その「死の力」に打ち勝ってくださった、救い主キリストが、悲しみにくれる私達の傍にいて名を呼んでくださるのです。悲しいとき、このことを想い出し「涙のあとに、復活されたイエス・キリストの愛の力」を感じましょう。
2つ目のポイントは「復活されたイエスの愛を、自分だけ留めず、他の人にも伝える」ことの大切さです。「すがりつくのはよしなさい」と言われたのはどういう意味かというと、「いつまでも抱き着いて、泣いたままではなく、あなたはこの復活の恵みを人に伝えなさい」という意味だと理解します。復活の主にであう恵みは、自分一人で独占してよいのではありません。他に悲しみにくれている人々に対し、復活の主があなたのそばにもいてくださるよ、と伝えること。それをイエスは求めておられるのです。