4/13(日)は棕梠(シュロ)の主日でした。この日から教会の暦はイースターまでの一週間、「受難週」となります。棕梠の主日とは、イエスさまが子ろばに乗って、エルサレムの街へ入城する時、群衆がイエスさまの前で「ホサナ、ホサナ(=救って下さいという意)」と叫びながら、棕梠の葉を道に敷いた出来事に由来します。
その出来事にちなんで、こどもたちにと司式者、説教者が列になって、棕梠の葉をふりながら礼拝堂に入堂しました。
群衆の「救って下さい」という叫びは、すぐに「十字架につけろ」という180度違う怒号に変わり、イエスさまを十字架へ追いこんでいきます。人間の悲惨さの中で、イエスさまは金曜日に十字架に磔(はりつけ)にされ、息を引き取るのです。
十字架に向かう前夜、イエスさまは「最後の晩餐」として、お弟子さんたちと食卓を共にします。そこで、お弟子さん達一人ひとりの足を洗いました。イエスさまが私たちの罪を赦すために、神の身分でありながら、謙遜に身をかがめて、人間の救いのために人の最も汚い所を洗って下さるその姿に、信仰者は涙する思いになります。
教会では、17日(木)18:00〜30分程度、礼拝堂で、「洗足の木曜日礼拝」を行います。イエスさまが十字架で磔にされる聖金曜日の前夜、お弟子さん達の足を洗っていかれたイエスさまの尊いお姿を思い浮かべつつ、礼拝を捧げ、静かに祈るひとときを持ちます。どなたでもお出掛け下さい。