11月20日説教

「天に一人を増しぬ」
<聖書>ヨハネによる福音書14:1~4
鈴木恭子牧師(日本基督教団 下関西教会)イエス様は、愛してやまない弟子たちが自分のいなくなったらと心配され、「あなたがたは心を騒がせないがよい。神を信じ、私を信じなさい。私の父の家には住まいがたくさんある。もしなかったならば、あなたがたのために場所を用意しに行く」と言っておられます。あなたの思いも希望も苦しみもキリストの中に入れることです。また「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ誰も父のもとに行くことはできない。」と言われて、何事も自分の思いで行うのでなく、イエス様の御心がどうかと問いつつ行うことなのです。
セラ・ストックの詩「天に一人を増しぬ」に、「家には一人を減じたり、楽しき団欒は破れたり。愛する顔平常の席に見えぬぞ悲しき。さばれ天に一人を増しぬ、清められ救われ全うせられしもの一人を。(中略)主イエスよ、天の家庭に君とともに坐すべき席を、我らすべてにもあたえたまえ。」とあります。
さて、わたしたちはどう生きたらいいでしょうか。「あなたがたは旅人であり、仮住まいの身である」わたしたちは、いつどうなっても最後は天に帰るのだといわれます。天に一人が増されるのです。