9月22日説教 「天の国に入る幸い」
隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)
聖書:ルカによる福音書6:20~26
この後納骨式を行う故寺本玲子姉は最後に病院に入院してからも「日々悔い改めること」を大切にして歩んでおられました。そして、ベッドの上から動けなくて不自由で苦しい日々を送られても「病院のスタッフ、ご家族のお世話に心から感謝し」また「祈って下さる教会の皆様に感謝します」といつも仰いました。きっと不満をいってしまいそうな時もあったことでしょう。しかし、そんな心に気づいたときには「絶えず悔い改められた」のでしょう。そのことで、無いものに目を留めるのではなく「与えられた恵みに目を留められた」のでしょう。 だから苦しい状況にあって「感謝の言葉がいつも出ておられた」そう私は感じます。
寺本さんは病室でのお祈りの時「私は最後まで信仰生活を全うします」と祈っておられましたが、それは「最後まで神の助け、キリストの助けにすがって生きていきます」と願われていたのです。そういう心をもっておられた寺本さんは天の国へと召されました。まさに今日の聖書箇所の20節の最後の言葉のように、「神の国は寺本玲子さんのものとなった」のです。