一人の姉妹を天に送り、12/5葬送の式を執り行い、遠方のご家族が沢山いらしたことも有り、納骨も教会墓地にて行いました。
私が着任してすぐに施設にお伺いした姉妹でした。教会で最高齢のメンバーでしたが、隅々まで新聞を読んでいらして、政治や経済についてよどみなくお話になって、私に「どう思うか」とおっしゃる方でした。あの時の場面が目に浮かびます。
聞けば幼い頃は、様々にご苦労を味わった方であったようです。しかし、女学校での教育を受け、己をしっかり持った方でした。
晩年は、沢山のお孫さんやひ孫さんにも恵まれ、本当に神様の祝福を一杯に受けた歩みであったと思います。
牧師にとっても、教会員にとっても、愛する姉妹を天へ送ることは、切なく寂しいことです。もちろん、ご家族にとっては言うに及びません。ご家族、ご近親の方の悲しみが癒されますようにと祈るばかりです。
平坦ではない人生でありながらも、自らでその毎日に変化をつけ、日々楽しみを創り出して、与えられた生命(いのち)を生き尽くした方でした。
その歩みに心からの敬意を表します。
そして、難多き人生行路の羅針盤として、イエスさまが常に共にいてくださたったことに、心より感謝したいと思います。