「聖霊と火で洗礼を授ける方」
＜聖書＞ルカによる福音書３：１～２２
隅野瞳牧師（日本基督教団 山口信愛教会）
１．悔い改めは生き方を変える。
ヨハネがここで示しているのは、「神の怒り」の前に畏れおののき、悔い改めて、悔い改めにふさわしい実を結べ、ということです。悔い改めは単なる後悔ではなく、赦していただかなければならない罪人であると認め、神の方に向きを変えることです。
２．聖霊と火の洗礼は、信仰を与え伝道を始めさせ、教会を建ててくださる。
主イエスを救い主であるとはっきり信じる信仰が与えられ、その確信と御言葉を与えられて、主イエスこそメシアであると力強く語り始めることによって、教会が誕生しました。それは、聖霊と火とによる主イエスの洗礼の内容の成就なのです。
３．罪なき主が私たちを救うために、罪人の一人に数えられてくださった。
主イエスの洗礼は、私たち罪ある人間と同じところにまで降りてきてくださったことを意味しています。今もなお主は、私たちが悔い改める前から、私たちと共にいてくださいます。そして悔い改めるならば、救いを与えてくださるのです。