9月24日説教

「人間が求める幸せと神が示す幸せの違い」
<聖書>ルカによる福音書6:17~26
隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)

主イエスは、今を見て言うのではなく、将来を見て「幸いである」と言われます。今は苦しく、辛くても、やがて将来に、「神の国はあなたがたのもの」になるから、「満たされる」から、「笑うようになる」から、あなたがたは幸いだと言われるのです。この時の弟子たちと同じように、私達にも様々な貧しさがあり、苦しみ悲しみがあります。しかしそういう苦しみを、神は見ていて下さる。そして未来を与えてくださるのだということを強く思います。私たちの人生には「幸せな未来」が用意されているのです。それが究極的に叶えられるのは「私たちが天国に行く時」ですが、それまでも、この世の人間的な価値観で言う「幸せ」とは違う「神にあって、」「あれをもっているから、とか、あれがあるから」ということに関係されない、「本当の幸せ」を少しでも感じられる日が来るようにしていただけるのです。そのことに希望を持って歩んでまいりましょう。