1月1日 元旦礼拝説教

「新しい歌を主にささげよう」
<聖書>詩編96:1~9
隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)

この詩編には、私たちが賛美をする理由は、神が絶対唯一のお方であることを心にとめ、その方に栄光を返し、感謝の意味を表すためであるということが教えられます。自分の心を神に向けるために大切だということが4~9節では見て取れ、賛美はある意味で「自分対神様の一対一の関係を深める」という要素が強いということが教えられます。
しかしそれだけではありません。1~3節では、賛美の歌声は、自分だけにとどまらず、まわりに働いていくのです。礼拝の賛美の1曲1曲が「神様を知らせる道具」として用いられると聖書は教えます。そのことを覚えましょう。上手に歌えるかとか、聞く側にきれいに聞こえるか、とかそういうことではなく、賛美の声が誰に向けられているか、そのことによって聞く側の心は動かされるのではないでしょうか。ぜひ皆さんも、上手に歌うことよりもまず「心を神様に向けて歌いましょう。」そのとき私たち一人一人のうたは「大いなるお方」である神様を証することに用いられるのです。神は私たちが賛美するその声を喜ばれます。神は私たちの賛美の歌を待っておられます。この1年も山口信愛教会が賛美を大切にし、そして心からの賛美をささげ続けられるように願っています。