8月5日説教
「受け入れ合い、重荷を負い合う」
隅野徹牧師(日本基督教団 山口信愛教会)
聖書 使徒言行録15:1~21
現代に生きる私たちには律法などの縛りはありません。基本的に何をしても自由ですが、すべてが神を喜ばせるものではありません。そればかりか、神が創造された大切な命を傷つけることもあります。相手を排除し、人のつながりを「分断させてしまう」ことも私たちはしてしまうことがあります。
しかし私たちは、キリストによってしめされた「神の愛」を思い返しましょう。神はご計画をもって一人ひとりの大切な命を導いておられます。そのためにまず「ユダヤ人を選び、律法を与える」ことで残りの民の救いの基とされました。その後、独り子キリストをこの世にお与えになり、すべての人を救おうとなさるのです。
そこには排除も分団もありません。すべての「違いをもった人が」同じように愛されているのです。初代の教会の指導者たちは、たくさんの問題がある中で、その大切なことに気づきました。そして聖霊の導きの元「双方、違うもの同士」が受け入れ合ったのです。私達も「違いをもった相手」を受け入れましょう。そして相手のことを思いやって行動しましょう。そのことが平和の一歩であることを信じています。