「安息日論争を超えて行く方」
<聖書>ルカによる福音書6:1~11
武田真治牧師(日本基督教団 広島教会)
弟子たちの行為(仕事)を取り上げての、人々は律法違反と責め立てた。イエス様は敢然と立ち向かい、弟子たちを責める人達に対して、イエス様は、私が許し、責任は私にあると。この言葉を聞いた弟子たちはどんなに救われたでしょう。イエス様が「世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた」(ヨハ13:1)と、今を生きる私たちに思いを向けられたのです。 さらに、イエス様が安息日の礼拝に集っていた会堂に「右手が萎えた」人がいて、人々が注目していたが、ひとりを救い出すためにイエス様は、「真ん中に出なさい」と言われた。それは心から癒して欲しいと願っているのかを確かめるため、もう一つは、彼が責められないように、批判をご自分に向かうようにされたのです。 さらに彼はイエス様に促されて「身を起こして(ギ=アナスタス)立った」とあるが、「身を起こす」は《復活する(ギアナスタシス)》という意味です。あなたは“真ん中に出よ!”とイエス様の扱いを受け、復活したのです。いじけないで堂々と新しく生き始め、人生のターニングポイントとなって、大事なイエス様の供の一人として扱って下さるのです。 |