2月26日説教

「献身と変革」
<聖書>ローマの信徒への手紙12:1~2
T兄(ギデオン協会)

此処にパウロは信徒の実践倫理/生き方を説いた。それは11章までに、“人が自分の罪ゆえに捧ぐべきであった全き犠牲を罪なき神の独り子が代わって捧げて下さった”と言う教義を語ったのである。
彼はこの福音の〈根〉から、献身と言う実践倫理の〈花〉が咲くことを知っていたのである。人がいかに励んでも、福音から流れる命なしには“瓶にさした切り花”のように凋んでしまう。彼は言う。主の贖いの恵みに応える「酬恩祭」だけではなく、御子の神への献身と服従の「燔祭」に応える感謝の日々、すなわち毎日毎日が与えられた賜物をもってする霊的礼拝であり、献身であると。しかも、これは命令ではなく、神の恵みに浴し、歓喜満悦の余り当然なしうる、自発的に起こる愛の行動であると。
更にパウロは献身の消極面として、「この世と調子を合わすな」と言い、自分の腹を神とするこの世に妥協しないよう勧めます。次に積極面として、「心の一新によって自分を変えよ」と説きます
私は、40歳の時に救われ、53歳の時にギデオンの働きに召されて献身しました。私は、ギデオンの霊的目標である《聖書の人》となるべく、同志と励むことによって心の一新に勤めています。