10月23日説教

「あなたは神様の喜び」
<聖書>出エジプト記20:8~11/ルカによる福音書6:1~5
新保恵子牧師(日本基督教団 萩教会)

  イエス様は、何故、ダビデと供の者たちの話をなさったのでしょうか。それは「誰が主なる神か?」という問掛けが含まれています。熱心なファリサイ人は、聖書に記されていない規則を編み出して主のみ心から離れていきました。ここに人間の “罪の恐ろしさ”があります。もとより律法は、エジプトから脱出した後に、途中のシナイ山で与えられた「神様の愛のみ心」なのです。それなのに愛を教える律法が、逆に人を苦しめる道具になってしまったのです。

イエス様は律法の中にある神様のみ心を取り戻す為に「人の子は安息日の主である」と教えられました。人は、自縛的に“もっと頑張らなくちゃ!”、“自分は神様に愛されていないんじゃないか?”更には“もっと自分の良いところを見せなくては”と思うのです。

しかし、天地を造られた神様は、6日目に人をご覧になって「極めて良い」と言われ、その中で神様は私たちを「喜び」としてくださり、今も生かされているのです。ここに立ち帰って、自分自身を神様と一緒に喜びましょう。あなたを《闇の声、罪》から解放する「十字架の愛」を仰ぎ見て与えられた命を喜びましょう